HSK受験に「汉语考试服务网」
HSK受験に「漢語考試服務網」。中国語学習を本格的にしている方ならHSKの事は皆さんご存じだと思います。日本語でのHSKの公式サイトもみなさん見た事があると思います。
HSKは中国政府の直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定するので、日本に限らず世界中どこでも通じる中国語資格です。
特に中国語圏の大学に進学する時や、中華圏の会社に就職を目指す時など、ほとんどの場合において「HSK〇級取得以上」とかの条件が付きます。
日本だと一般財団法人日本中国語検定協会が主催する「中国語検定(通称:中検)」もありますが、こちらは日本では通じるかと思いますが、世界で通じるかどうかはわかりません。
台湾政府認定の「台湾中国語検定 華語検定(TOCFL)」という中国語資格もありますが、こちらも世界的にどれだけ認められるかは不透明ですが、台湾の大学に学士留学を考えている人は取っておいた方がいい資格です。
やはり中国語を勉強していて中国語の資格を取ろうとするなら、まずは中国政府が認定しているHSK(汉语水平考试)から取るのが妥当かと思います。
中国政府が管理する「孔子学院」という中国語や中国文化の教育及び宣伝を目的とした教育機関が世界162の国や地域に1,000校以上あるのでどうしてもHSKがスタンダードという事になるかと思います。
話を一番初めに紹介した「汉语考试服务网」に戻すと、こちらのサイトでは、HSK1級から6級の試験のサンプルPDFと試験の音声が無料でダウンロードできます。
HSKは受験料も高いですが、教材もなかなか高いのでここでのダウンロードはお薦めです。
ちなみに「新YCT口语考试(青少年向け中国語検定試験)」「新HSK口语考试」「BCT(ビジネス中国語検定試験)」の試験サンプルもダウンロードできます。
でもまあ、やっぱ高い受験料払うんだから過去問題集はやっとかないとかな。
amazonで「HSK 6級 過去問」で調べても12件しかヒットしないのがさみしいけど…。
気になるフレーズ
汉语考试服务网:Hànyǔ kǎoshì fúwù wǎng:漢語考試服務網。中国語試験サービスネットワーク。と訳せますが「HSKオフィシャルサイト」と言った方が意味的には正しいかと思います。
孔子学院总部:Kǒngzǐ xuéyuàn zǒngbù:孔子学院本部。
華語検定:Huáyǔ jiǎndìng:台湾の中国語検定。華語:Huáyǔ はもともとシンガポールやマレーシアなどに出国した華僑の使う言葉を指し広東語や福建語の事を意味していましたが、現在では多くの場合普通话:pǔtōnghuàを指すようになってきているようです。
国家汉办:「国家汉语国际推广领导小组办公室」の略称です。無理やり日本語にしてみると「中国政府 中国語 国際振興 指導者組織 事務局」って訳せて、日本語風に言うと「中国語国際振興庁」って感じでしょうか。