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台湾中国語の中中辞書サイトとアプリの紹介

2022-04-01

台湾語辞書まとめ

台湾中国語の中中辞書サイトとアプリの紹介

初めに断っておきますが、今回は台湾中国語の中中辞書の紹介で、中日辞書の紹介ではないので、初心者の方にはあまり参考にならないかもしれません。ただ、文中で一部「台湾普通中国語日本語オンライン辞典」の紹介をしていますので、台湾で使われている中国語を学習したいという人には少しは役に立つかもしれません。


 

中国語の学習を始めて、中国語の深みにはまっていくと「中国に行って実際に中国語を話してみたい」って思う人はきっと少なくないと思います。そして気が付いたら暇を見つけて中国通い…。んでもってさらに気が付いたら台湾にも通い…。ここで軽く好みが分かれて中国に寄るか台湾に寄るか…。

僕の場合はどちらも好きなのですが、台湾の淡水という街の雰囲気にハマったのと、沖縄在住という立地から、台湾まで飛行機で1時間弱、航空運賃も1万円かからないで行けるという事で自然と台湾に行く事が多くなり、気が付けば家族も全員台湾好きになり、しまいには家族の一人が台湾に留学した事もあり、台湾にグッと寄っている感じです。…もっとも今はコロナでどこも行けませんが…。

そして気付くのが、台湾と大陸(中国)の中国語ってちょっと違うって事。中国の方が喋る中国語って、ちょっときつく感じて「怒ってます?」って感じる時が多いのですが、台湾人の中国語って柔らかく感じます。でも、一番違うのが使ってる中国語の単語ですよね。

そこで、ベースになる中国の普通語もかなり上達したので、中国語の一方言である台湾の中国語を学習してみようかなと思って、教材を探して気付くのが、中国の普通語と違って、台湾の中国語の辞書や学習ツールが非常に少ないって事。

ネット上で辞書サイトをググってみても、台湾中国語と日本語の辞書ってほとんどないですし、あっても「使えない…」ものばかりです。

台湾のサイト上で見つけたものだと、

■台湾中国語・日本語辞典 
日語詞典
天火辞典

などのオンライン辞書があるのですが、語彙数が少ないのか、

找不到相關中日文資料:中国語・日本語で関連する情報を探せませんでした」
沒有找到你查的單詞結果:あなたのお探しの単語が見つかりませんでした」

のオンパレードです。

台湾繁体字の辞書って紙の辞書でも、中国普通語の辞書に比べて何倍も高いし「台湾中国語の学習手段ってないのか~」って思っちゃいますが、中国語中級以上なら「中中辞書」は役に立つと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな中でも中中辞書ですが、中国語中級者以上なら少しは使える「台湾繁体中国語のオンライン辞書サイト」を紹介します。

台湾中国語辞書「萌典」

台湾語辞書「萌典」

リンク:台湾語辞書「萌典」

ウェブサイトとアプリがあります。

台湾語や客家語も調べられますよ(^_^;)

英語やフランス語、ドイツ語にも対応しているので、個人的には英語がヒントになるので重宝しています。

 

台湾中国語辞書「教育部 重編国語辞典修訂本」

台湾語辞書「教育部 重編国語辞典修訂本」

リンク:台湾語辞書「教育部 重編国語辞典修訂本」

ウェブサイトのみです。

台湾の国家教育研究院の運営する辞書サイトです。

完全な中中辞典ですが、説明がちゃんとしていてわかりやすいです。

 

この台湾中国語の意味わかりますか?

僕が台湾中国語を読まざる得なくなったのは、台湾の大学から書類が中国語で送られて来るのでだったのですが、皆さん、下記の中国語の意味、分かりますか?

大功。
小功。
嘉獎。
操行。
大過。
小過。
申誡。
定期察看。
停修。
免修。
通過。

これ、大学の成績表の通知だったのですが、いつも使ってる中国語の辞書で、簡体字に変換して調べても出てこないものが多く、なんとなくは想像つくけど、ちゃんとは理解できてなくて困ったのですが、上記で紹介したオンライン辞書で解決しました。皆さんはわかりましたか?

台湾淡江大学の成績表

台湾中国語と台湾語 

ちなみに台湾人のルーツって、清朝の時代から福建省出身の人が多く台湾に入植していたため、中国語の福建の方言「閩語」のさらに南の方言「閩南語」が台湾では広く話されていました。お年寄りを中心に台湾人の70%以上の人が喋れる「台湾語(臺語:tái yǔ)」というのは、この「閩南語」の台湾で発展したバージョンの事のようです。

また、同じ台湾人でも「台湾語」しか話せない人もいるようで、逆に若い人達は「普通語」しか話せない人も増えているらしく、若者とお年寄りでまったく会話が通じないという事もあるそうです。

同じ繁体字を使ってる台湾と香港 

また、同じ繁体字を使っていても「香港」で喋られているのは広東語なので、文字で書けば香港人と台湾人は筆談ができるそうですが、口頭での会話は香港人が普通語のできない人の場合、全く通じないそうです。

個人的な体験談としては、香港に行くと当然中国語か英語で会話をするのですが、広東語しかできないタクシー運転手に当たった事があって、出発しちゃった後に中国語普通語が全く通じない事に気付き、非常に慌てた思い出があります。

香港って公用語は「広東語、中国語普通語、英語」ってなってるんですが、英語があまりうまく喋れない人が35%もいて、中国語普通語も32%の人がうまく喋れないようです。

 

今回の台湾中国語を読解するために役立つ「中中辞書サイトの紹介」いかがだったでしょうか? 台湾の中国語を学習するツールって本当に少ないので、何かの役に立てばうれしいです。ではまた!