多言語対応 発音辞典「forvo.com」

2023-11-13

多言語対応 発音辞典「forvo.com」

多言語 発音辞典「forvo.com」

中国語は四声があり、発音の難しい言語の一つですが、フランス語も「r(エーハ)」の発音とか難しいですし、スペイン語も「rr(巻き舌)」が難しいです。

どれも慣れてくるとたいした事ないのですが、単語から文章になるとまた上手くできなかったりします。

そして、僕達が講座や教材で耳にする中国語って、大体がアナウンサー並みに綺麗な普通語で丁寧に話すので聞き取れるのですが、実際中国や台湾に行くと、あんなに奇麗な活舌の良い話し方をする人ってそんなにいないと思います。

そこで今日はいろんな言語のいろんな人の発音が聞けるサイト「forvo.com」を紹介したいと思います。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」の使い方

多言語 発音辞典「forvo.com」の検索結果

基本的には発音を聞きたい単語を検索層に入れて検索します。

例えば「你好」と入力して検索すると上のような画面が現れます。

をクリックするとその単語の発音で、母語話者から一番いいねをもらった人の発音が流れます。
をクリックすると「你好」を録音した人達の一覧が出てきます。いいねを多くもらった人順に並んでます。
関連語句として「你好」を含む文章が表示されています。
「你好」の文字を含む中国語以外の母語話者のタブが現れます。なので「意思(Yisi)」と検索したら日本語、中国語などが並びます。

②をクリックすると…、

 

多言語 発音辞典「forvo.com」?好の発音一覧

「你好」の発音が一覧で出てきます。

でも「広東語」での「你好」の一覧が上に来ちゃってます。

「你好」と書く言語数が多いので、左カラムで「中国語」をチェックして絞り込みます。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」中国語の検索結果

これで中国語・普通話の「你好」の発音を聴き比べる事ができます。

また台湾で話者が多いといわれる「閩南語」では「リー3ホウ4」と発音されるんだとか、上海市や浙江省で話者が多い「呉語」では「ノン3ハオ3」と言うんだとか、広東語話者の多い香港では「ネイ3ハオ3」と言うんだとかも調べられます。
※ここは友人に聞いたとか、経験上の話ではないので用精査です。

台湾映画を観ているとたまに「???」なセリフがあったりしますが、あれが「閩南語」ですよね。中国語版映画「アテンションLOVE」でも少曦のパパが良く使ってました。

「呉語」も実は珍しくなく、僕の上海の知人夫妻は家族だけの時は「呉語」で喋っています。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」ガイド

多言語 発音辞典「forvo.com」ガイド

メニューのガイドのタブをクリックすると各言語での旅のフレーズ集がまとめられています。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」ガイド旅のフレーズ集

多言語 発音辞典「forvo.com」旅のフレーズ集

フレーズ集でももちろん音声が聞けます。

検索のページと同じく△マークで一番いいねをもらった人の音声が流れ、例文を押すと、発話者の一覧に移動します。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」ユーザー登録

多言語 発音辞典「forvo.com」登録方法

多言語 発音辞典「forvo.com」への登録は無料で行う事ができ、登録すると、

発音して人々の言語習得を手助けする
発音を知りたい単語を追加する
他ユーザの発音に投票する
お気に入り発音のリストを作る
発音をmp3音声ファイルでダウンロードする

ができるようになります。

FacebookやGoogleアカウントでも登録できます。

 

多言語 発音辞典「forvo.com」録音

録音はクリックするだけででき、その後、録音した音声が流れるので、問題なければ登録するといった流れで簡単です。

登録した母語以外には録音できません。

 

さて、今回は、多言語 発音辞典「forvo.com」のサイトの機能紹介をしてきましたがいかがでしょうか?

中国人全員がアナウンサーのような活舌の良さ、発音の良さで喋る訳ではないので、活きた発音に触れる事ができますよね。中国語の映画やドラマを見るのも本当にいいです。

でも発音や活舌の他にも中国語のコミュニケーションの難しさってあります。

 

冒頭の話の続き…発音が様々な上に「早口」

実際の中国語の会話は講座の時のスピードより速いですよね。

ちなみに忙しいファーストフードの店員さんってめっちゃ早口です。

マニュアルで言わなきゃいけないセリフが決まっているので早口になるようなのですが、例えば、

「您在这儿吃,还是带走?」
「店内でお召し上がりになりますか、それともお持ち帰りですか?」

というお決まりの文句ですが、NHKゴガクルの例文で聞いてみると4秒ほどかけて発話していますが、実際には…うん、1.4秒位で喋ってます。

以前NHKラジオ講座のレベルアップ中国語で李軼倫(Lǐ yì lún)さんと劉セイラ/刘婧荦(liu jing luo)さんがやっていた番組内でもそんな話をしていましたが、そこでセイラさんが発話した時のスピードは1秒位でした。

それでは今日も中国語の勉強頑張りましょうね~。

…フランス語もスペイン語も(笑)。