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■シンガポール-1988
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■チャンギ空港を降りた瞬間から先進文化を感じさせられることになった。国自体が若く国の政策も革新的なイメージは持っていたがかなり近代的な空港だ。歴史的にいえば、1819年にトーマス・ラッフルズが人口数百のシンガプラ島にユニオンジャックを掲げ、日本占領下に於いて『昭南島』と呼ばれた時期を経て、1965年リ−・クアンユー首相によってイギリス連邦の独立共和国となった。経済的には近代工業化により成功を収め現在の繁栄がある。
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■街を散策していて感じるのが、オーチャード・ロードなどは国際近代都市を感じさせるのだが、その周りにはチャイナタウンやリトルインディア地区、アラブストリートなど独特の街があり、ストリートを越えたとたんに異国に紛れ込んだ様な錯覚に陥るほど多国籍文化のはっきりとした境のある国だった。
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■僕は相変わらずユースホステルに泊まり、チープな旅を続けていたが、あやしげな身なりの割にはオーチャード・ロードではしっかり『偽ブランド時計あるよ』と引き留められ、少々古びれたビルの奥の鍵のかかった怪しげな部屋に連れ込まれあれこれと偽ブランド商品を見せられた。その部屋には、その部屋に来るまでに通ったまるで人気のないビルの様子とは違い、実に多くの客が集められていた。白人、黄色人種、黒人とまるで観光客サンプルを集めたかのような賑わいだった。
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■当時は現在のように偽ブランドに対しての厳しい取り締まりはなかったハズだが(あやふやな記憶ですが…)それでも廃ビルの奥の鍵のかかった部屋に連れ込むあたり、かなり業者は警戒してたのだろう。…もっともストリートでは大声で『社長さん、偽ブランド時計あるよ』とかおおっぴらに客引きしてたケドね。
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■実は、あまり多く語るほどシンガポールには滞在していない。ツバを道に吐いただけで罰金の課せられるお国だし、浮浪者同然の身からすればマレーシアのジャングルに早く行きたいと感じたのかも知れない。はたまた、お金があった方が遊べるところなので、お金のない身からしたら遊び場はあるのに金がないから話を聞くだけで行けないのが辛かったのかも知れない。(今度シンガポールを訪れるときはちゃんとしたホテルに泊まって普通の観光客として楽しめるだろう。)…いずれにせよ僕は1週間あまりの滞在でシンガポールからマレーシアに向け旅を続けた…。
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■【シンガポールの情報・オススめリンク】
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