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■イタリア・mirano〜-1987
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■Mirano
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■イギリスからは『ロンドン(列車)→ドーバー(フェリー)』という交通手段でヨーロッパ大陸に渡った。そこからはユールレール・パスを使った列車の旅になる。まずはアムステルダムに向かい運河の街を見て回った。宿はボートをホテルとしてるところがあったのでそこで寝泊まりした。アンネの日記が書かれたというアパートや飾り窓の女など観光スポットはいくらかある。ギルドなどでも有名だ。
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■しばらくアムステルダムで過ごしたが物価が高いので南下することにした。はじめスペイン・ポルトガル方面に行こうとしたがフランスに入国できず、ビザの取得にも日数が掛かりそうだったのでイタリアに向かうことにした。ミラノ、ローマと観光をして寝泊まりはもっぱら駅か夜行列車の中だった。
この辺はバックパッカーが山ほどいて駅のトイレでは身体を拭いている者、歯を磨いている者など珍しくもなかった。
…これらの街でも僕は仕事を探そうとしたが、英語があまり通じない。というより彼らは多少解っているのだろうが英語を話そうとしてくれない。『ニーちゃん、イタリア語かラテン語で喋りな』とでも言われているようで、数件あたったが取りつくしまもなく、僕のイタリアでの仕事探しはおざなりになっていった。
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■この頃の僕はすでにかなりの長髪で、服装もぼろぼろだったし荷物もかなり少なかった。…それなのにスリには一度あったことがある。ローマの駅前で数人の子供達が僕の方をめがけて走ってくる。接近したと思ったら新聞を僕の目の前に広げる。…この辺では有名はスリの方法でターゲットは基本的に観光客だ。眼前にいきなり新聞を広げられ、それに気を取られているスキに彼らはポケットやウェストポーチから金品を抜くというわけだ。…残念ながら僕はそのことを事前に知っていたので、ポケットを押さえて新聞をはねのけ何も盗まれなかったが、駅暮らしの僕を襲う気になってくれたのは、後の語りぐさが出来たという意味でよかった。
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■イタリア北部の夜行列車は別名『泥棒列車』と呼ばれるらしい。いろんな話を聞かされて『へぇー』と思っていたら
僕らの乗っていた列車で本当に泥棒さわぎが起きた。…貴重品は身体からはなさないようにした方が無難だ。
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■イタリア・ブリンディシからパトレに向かう船の中で…。
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